・・・・・・・・・・・

初めての車購入:中古と新車どちら?メリットとデメリット

中古車のメリットとデメリット

中古車と新車の大きな違いは「自分好みにカスタマイズできるかどうか」が大きな違いとして挙げられます。

新車は契約してから生産を開始する、いわゆるオーダーメイド方式なので「ボディカラーは絶対にこの色がいい」「サンルーフを取り付けたい」という強いこだわりがある人は、新車を購入したほうがよいでしょう。

一方、そこまでのこだわりがなく、中古車販売店の在庫の中から自分に合った車を探すことも楽しみのひとつだと思える人は、中古車の購入を検討するとよいでしょう。

中古車は新車と比べ、選択肢が豊富です。新車は注文を受けてから製造するため、在庫が残りにくく選択肢が多いとは言えません。モデルチェンジをした旧モデルに新車で乗りたくても、見つけることが難しくなります。

中古車は豊富な在庫から選択するという買い方になるため、旧モデルの車や少し年式の古い車なども選ぶことができます。

大手の中古車販売店であれば全国の店舗に問い合わせるなどして、希望車種を探すこともできます。

中古車の最大のメリットは、何といってもその価格の安さでしょう。人気車種であっても一度使われた車というだけで価格が下がり、さらに人気のない車種の場合だと、性能は新車と変わらないのに驚くほど価格が安くなるということもあります。

そのため、予算によっては、新車で買うよりも高いグレードの車に乗れる場合もあります。

また、価格が安いことで新車に比べるとローンも通りやすいため、初めて車に乗る人にとっては安心です。

新車も中古車も車を登録するまでの手続きに要する期間は、10日前後と大きく変わることはありません。

しかし、新車の場合、契約をしてから製造する受注生産が基本です。在庫があれば1~2週間ほどで納車されますが、そうでなければ製造する時間やメーカーオプションを取り付ける作業などで3週間~1か月ほど待たされるのが一般的です。

中古車は契約完了から納車まで、特に修理などがなければ1~2週間で納車されます。

新車と比べて、早く車を手に入れることができます。

中古車を購入する際のデメリットは、事故車を購入してしまう可能性があることです。

事故車というのは、「事故があった=事故車」というわけでなく、「修復歴があるかどうか」で判断されます。

これは、中古車業界の基準です。修復歴がある車は、そのことを消費者に伝える告知義務がありますが、単に事故歴がある車というだけでは告知義務の対象になりません。

しかし、しっかりと事前に確認すれば、このリスクを回避することができます。

車だけでなく、しっかりと店舗も見極めることが大事です。

中古車を選ぶメリットも増えてきましたが、やはり新車ならではの魅力もあります。新車というと高価なイメージがありますが、最近では低燃費車が普及し、ランニングコストをかなり安く抑えられるようになりました。

そこで、新車についてのメリットもご紹介いたします。

「エコカー減税」とは、特定の条件を満たした車について、自動車取得税、自動車重量税が減税される措置のことを言います。また、自動車税・軽自動車税についても「グリーン化特例」で減税されます。条件を満たせば中古車にも適用されますが、新車の方が対象となる車種が圧倒的に多いと言われています。エコカーというと、電気自動車やハイブリッド車をイメージしますが、低燃費車や低排出ガス車などのガソリン車も対象となります。

新車にはメーカー保証がついており、一般的には購入から3年または60,000キロまでであれば、消耗品以外の故障を保証してくれます。また、重要な部品については5年または100,000キロと保証を受けられる期間が長くなります。

中古車はメーカー保証が残っていなかったり少なかったりすることもあり、万が一壊れてしまうと、修理代がかかり結果として高くついてしまうこともあるのです。

さらにクラシックカーなど希少な車の場合、部品がないため修理代が余計に高くなってしまいます。

新車を購入する大きなメリットとして、オプションを自分好みに選ぶことができるということがあげられます。

新車は、注文を受けてから生産されるため、生産時に内装をレザーに変更したり、サンルーフを取り付けたりと、自由にメーカーオプションを選ぶことができます。

中古車であっても、カーナビやフロアマットなどディーラーオプションをつけることはできますが、内装やボディカラーの変更までは対応できません。

新車は中古車と比べると、選択肢が少ないというデメリットがあります。

なぜなら、新車は契約・注文を受けてから生産するのが基本で、なるべく在庫が出ないよう工夫されているからです。

そのため、フルモデルチェンジかマイナーチェンジかに関わらず、モデルチェンジがあった場合、旧モデルが早々に市場から姿を消してしまうこともよくあります。メーカーオプションなどで自分好みにカスタマイズできる一方、一昔前の車種などは手に入りにくいことを覚えておきましょう。

新車は基本的に受注生産です。在庫がある場合を除き、中古車のように車を在庫からもってきて販売するということは基本的にありません。また、メーカーオプションを取り付けるなどカスタマイズする場合には、その分製造工程が長くなるため、納車までの時間もかかります。

特に人気車種の場合、大量受注でメーカー側でも遅れが生じることがあります。

その場合、納車までに数か月かかってしまうこともあります。

新車の価格は、交渉の影響を受けやすいため、交渉上手な人ほど大きく値引きしてもらえる可能性が高いと言えるでしょう。性能も状態もすべて同じ車なのに、交渉上手な人とそうでない人で金額に差がでてしまうのは何とも不公平な話ではないでしょうか。

中古車の場合、自動車公正取引協議会の規定により値引き表示をしての販売が禁止されています。また、利益が出るギリギリで価格設定をしていることも多いため、新車のように交渉する人によって価格が異なることは少ないと言えるでしょう。

新車は、中古車に比べて価格が高いのが特徴です。単に新しいからという理由だけではなく、車を海外でも売ることを視野に開発しているからです。

外国人でも快適に乗れるようにするには必然的に大型化が求められ、その分コストも上がります。

また、消費税増税の影響や、自動ブレーキなど消費者が求めるニーズも高まってきており、そうした安全設備が標準化され始めていることも価格が高くなる要因となっています。

新車のメリットとデメリット

いわゆる「きれいなクルマ」、つまり状態が良いクルマが欲しいなら、年式が新しく、走行距離が短いクルマを選ぶのが大原則です。

その中でも「状態の割に値ごろなクルマ」が欲しいのであれば、3年落ちのクルマを探すことをおすすめします。車検のタイミングで手放す人が多いため、在庫が増え、相場価格が下がるからです。

 

3年落ちに限らず、車検のタイミングはクルマの相場が下がります。

「状態が悪すぎなければ良い」「安いクルマが良い」という人は、以下を一つの目安としてクルマを選んでください。

中でも、年式の割に走行距離が短いクルマは、値段の割に状態が良いことが多いです。

走行距離の目安は、「1年で1万km」です。これを基準に、走行距離が短めの車両を見つけたら、購入の選択肢に入れても良いでしょう。

年式や走行距離が大体決まったら、次に考えたいのが「装備」です。

「あれも、これも」とならないように、「自分が欲しい装備はどれか」「それを付けると値段がいくら上がるのか」を見極める必要があります。

 

まずは、自分がどんな装備が欲しいのかを考えてみましょう。

以下は中古車で人気の装備です。

「これは欲しいけど、どうしよう?」と迷ったら、在庫が多い中古車販売店に行ってみて、「気になる装備ありの車両」と「装備なしの車両」の価格を比較してみても良いでしょう。

カーナビのように後から自分で付けられるものもありますので、予算と相談しながら優先したい装備を決めましょう。

同じメーカーの、同じ車種でも、複数のグレードが用意されていることがあります。

グレードが異なると、装備の他にも以下のような違いがあり、中古車の価格にも差が出ます。

グレードが上がるほど車両価格が上がります。外観や内装にそれほど差を感じず、普段の走行に高いエンジン性能が必要なければ、低いグレードで良いでしょう。

ただし、高速や坂道、雪道を走る場合などは「四輪駆動でないと困る」「ある程度のエンジン性能が必要」ということもあります。

 

自分が使う目的に合わせて、必要なグレードを見極めるようにしましょう。困ったら、自分のライフスタイルも含めてお店の人に相談してみることをおススメします。

初めての車購入:中古車選びの基準にすべき3つのポイント

・3年落ち…「少し高くても、きれいな状態のクルマが欲しい」という人にオススメ

・5年落ち…「値段、状態とも程々のクルマが良い」という人にオススメ

・7年落ち…「中古車感はあっても安いクルマを選びたい」という人にオススメ

・駐車サポート装備(例:バックモニター)       ・サンルーフ  ・本革シート

・安全装備(例:衝突回避のための自動ブレーキ) ・純正カーナビ ・ETC車載器

・エンジンタイプや排気量(高いグレードほど排気量や出力が大きくなる傾向がある)

・外観(高いグレードほど高いエアロパーツやホイール、ランプなどが使われる傾向がある)

・内装(高いグレードでは装飾が増える、高級な素材が使われるなど)

初めての車購入:登録済み未使用車とメリット・デメリット

クルマを買うときの予算はどのくらいが一般的?
登録済み未使用者のメリットとデメリット
登録済み未使用車の値段

「登録済み未使用車」とは、

陸運局に車両登録されたものの、実際には使われていないクルマです。

陸運局に車両登録するとナンバーが付けられ、「販売済み」という扱いになります。

一度登録されたクルマは未使用でも「中古車」として販売されますが、年式はきわめて新しく、走行距離はほぼゼロという状態の良さが特徴です。(※ただし新車同様、展示のための最低限の移動はしています)

やや分かりにくいのが、次の車検までの期間の問題です。

初回の車検は、新規登録から3年後と決まっています。登録済み未使用車の場合、新規登録とお客様の購入タイミングがズレるので、購入からカウントすると、通常の3年よりやや短くなります。

登録済み未使用車は、未使用とはいえ中古車であるため、新車よりも価格が安く設定されています。

もともとのクルマの値段にもよりますが、100万円以下の軽自動車の場合は新車の相場価格より10%ほど、もう少し高いセダンやSUVでは、新車より20%ほど安く設定されていることも少なくありません。

色や装備を選び直すことはできませんが、自分の条件に合うものが見つかることもあります。

まずは探してみて、価格を確認した上で新車、登録済み未使用車、中古車を比較してもいいでしょう。

 中古車なので、価格が安い    初回の重量税も支払い済み

 未使用なので、非常に状態が良い

 陸運局に登録済みなので、すぐにクルマに乗れる(納車までの期間が短くて済む)

 流通量が少なく、車両が見つかりにくい

 インテリアやエクステリアの色、装備、グレードを選び直せない

 次の車検までの期間が新車よりもやや短い

 車両の登録上は、自分が最初のオーナーではない