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初めての車購入:どんな車の種類があるの?

車を購入しようと思うきっかけは人ぞれぞれであるように、使用用途もそれぞれ異なります。「通勤を主に日常での使い勝手がよいもの」「家族みんなでのお出かけもより快適に」「スポーティに運転をとことん楽しむ!」それぞれの生活で活躍できる車を選ぶことで、お気に入りの一台を見つけることができるでしょう。

そんな一台を見つけるために、車の種類をご紹介いたします。

車は形や性能で大まかに分類されており、

種類によって特徴が異なります。

車の主な種類

コンパクト

その名の通りコンパクトなボディの車。

狭い道での運転のしやすさ、燃費の良い走り、比較的手ごろな価格といった要素が揃っている、人気のタイプです。

軽自動車

普通車と比べて維持費が安くなる車。

自動車税、任意保険、高速道路の通行料金などが安く設定され、低燃費でガソリンがあまりかからない販売台数№1

ミニバン

3列シートで定員が7人~8人が乗れる車。

広々とした室内空間が特徴で、家族でのドライブやレジャー、スポーツといった大人数の移動だけでなく荷物を運ぶのにも大活躍します。

SUV

街中や高速道路といった舗装路だけでなく、悪路や雪道での走行性を重視している車。

駆動方式は4WDが主流で、充実した装備や高い安全性に根強い人気があります。

セダン

優れた走行性能で同乗者にも快適な乗り心地の車。高速でも余裕の走りを可能にし、バランスが整ったオールマイティに幅広く活躍できます。

ワゴン

セダンに大きなトランクをプラスした車。

セダンベースの高い運動性能を維持しながら、大型の荷物を積むことも可能なボディタイプです。

ステーションワゴン

音が静かで走行性能や安全性が高く、スポーティな走りを楽しめる車。

積載スペースの広さ、運転のしやすさ、燃費のバランスが良く、実用性の高い車です。

オープン/クーペ

オープンとは屋根が開閉できるタイプ、クーペとは2ドアのスポーツカーです。

車との一体感を楽しむ、走ることの喜びを追求したボディタイプです。

バン/トラック/その他

主に荷物を運ぶことを目的に活用される車。

運転席が高い位置にあることからも見通しが良好で、ドライビング技術に自信がない人でも安心して運転することができます。

ハイブリッド

電気とガソリンといったように、2つ以上の動力源を持つ車です。地球環境にも優しいというメリットがあり、エコカー減税などの対象者になっていることも魅力のひとつです。

初めての車購入:メーカーの違いってなに?

車にそれぞれ特徴があるように、メーカーもそれぞれの特長があります。

「たくさんメーカーがあるけど、どんな特長があるのかわからない」「自分の生活にあったメーカーを選びたい」車選びにおける大切なポイントです。

ここではメーカー別の特長をご紹介します。

総合自動車メーカー

軽自動車やコンパクトカー中心の自動車メーカー

トヨタ

ホンダ

日産

三菱

マツダ

ダイハツ

スバル

スズキ

販売台数世界一の日本を代表するメーカー。

壊れにくい堅実な造りには定評があり、長く乗っても故障の心配が少ないことから「迷ったらとりあえずトヨタ」と言う人がいるほど多様な車種を展開するメーカーです。

軽自動車の種類は、他のメーカーと比べてあまり多くありませんが、根強い人気を誇るノアやアルファード、ハリアーといった大型車、また、ハイブリッドカーの草分け的存在であるプリウスも外せません。

自動車のシェアで国内No.2に位置づけられるのがホンダです。

F1にも参加するなど、高いエンジン性能を誇り、軽自動車の「N-BOX」は2017年、2018年の新車販売台数1位を獲得した主力商品です。またホンダの小型~中型車は床が低く乗り降りがしやすいなど、扱いやすいことも人気の理由の一つです。

ハイブリッドカーの「フィット」やSUV「ヴェゼル」など時代に合わせたクルマ開発が得意です。

「技術の日産」をコンセプトに掲げ、高い半自動運転の技術が評価されているメーカーです。ミニバン「セレナ」やSUV「エクストレイル」といったファミリー向けのクルマが売れ筋です。また電気自動車の分野においては他社を一歩リードしており、国内では数少ない完全電気自動車「リーフ」や、自動車ファンに人気のスポーツカー「GT-R」を展開しています。海外向けの特徴的なデザインも国産他社にはない魅力といえるでしょう。

UVの「パジェロ」「アウトランダー」、ミニバンの「デリカ」などスポーティーなクルマが得意なメーカー。完全電気自動車「i-MiEV」やプラグインハイブリッドSUV「アウトランダーPHEV」を展開し、中でも根強く人気があるのはeKワゴンで、安全性能も横滑り安全機能ASCや走行安定性を高めるフロントスタビライザー、坂道発進でのヒルスタートアシスト、ブレーキアシスト機能などが全車標準装備で充実しています。またデリカD-5ではクリーンディーゼルエンジンを搭載しているグレードもあり様々なニーズに対応しています。

まるで外車のようなシンプルで洗練された、デザイン性という点で特に評価が高いメーカー。「CX-3」「CX-5」といった海外でも評価が高いSUV、根強いファンが多い「ロードスター」が有名です。またヨーロッパでの販売に力を入れていることもあり、他社がハイブリッドに注力するなか、クリーンディーゼル車を数多く展開。ディーゼル車のほうが、燃料代の面でお得感が見えやすいということもあり、近年他社から一目置かれる存在となっています。

軽自動車で国内シェアNo.1 のメーカー。

ダイハツ車の特徴は、室内空間の広さや快適性に主眼を置いて開発しているところでしょう。ファミリー向けハイトワゴンならタント、若者からご年配の方まで支持を受けるムーブ、スポーティーな走りに追求したコペンなど多様な軽自動車が製造されています。

また女性をメインターゲットにしていることもあり、可愛らしい車が多いのも特徴です。

国内では唯一「水平対向エンジン」を採用し、抜群の走行性能を誇るのがスバルです。

独自路線の発想と重き置き、他メーカーが燃費性能を追求する中、安全性能に特化したラインナップになっています。SUV「フォレスター」やワゴン「インプレッサ」が有名で、新世代アクティブトルクスプリットAWDや2017年JNCAP予防安全性能評価で最高ランクを獲得したアイサイトなどを搭載し、国内外から高い評価を受けています。

スズキと言えばワゴンRやジムニーに代表される軽自動車に強い自動車メーカー。

ラインナップが豊富で、「スペーシア」「スイフト」「アルト」「ラパン」などが代表格。

独自の技術である「エネチャージ」を駆使した燃費性能の良さに定評があり、また走行性能に対する技術力も高く、軽自動車で気になりがちな乗り心地も快適だと評判です。

またスズキの魅力は車体価格も高くないお財布への優しさにあると言えるでしょう。

まず検討する際に

メーカーを1つに絞ってしまう必要はありません

まず選ぶときは「ご自身が欲しいタイプの車を取り扱っているメーカー」「お店が自宅の近くにあり交渉に行きやすいメーカー」などをビックアップしてみてください。例えば、「軽自動車なら豊富なダイハツ、スズキ」「大人数や荷物を載せたいならファミリータイプの日産、ラインナップ豊富なトヨタ」等、いくつか候補を上げていくと良いでしょう。

気になるメーカーを見つけたら、候補のお店へ行き実際の車を目で確認してみましょう。気になるクルマの見積もりを取ってもらい、「ライバルメーカーも検討している」ということを伝えて値引き交渉をするのもおすすめです。